茨城の古民家 まるせろ
山や海に近く自然が多く残る北茨城市華川町にある築120年の古民家。貸し切り古民家として2019年9月にオープンしました。高台に立つ格式高い出で立ち、立派な瓦、今では殆ど見ることの無い武台玄関や欄間・飾り棚など、様々なこだわりが詰まった古民家で、ぜひ日常から離れた癒しの時間をお過ごし下さい。
神社と森
神社と森

「まるせろ」の入り口隣にある鳥居を3分ほど進むと、源頼義にもゆかりある佐波々地祇(さわわちぎ)神社に行くことができます。古民家裏手の竹林の中(敷地内)に位置する神社。この神社と森に護られた「まるせろ」にはどことなく神聖で豊かな空気が流れています。
囲炉裏
囲炉裏

玄関を入った正面の和室に囲炉裏があります。元々囲炉裏だった場所ですが、約60年間は掘りごたつとして活用されていました。この度、ご利用いただくお客様に武家屋敷感を一層味わっていただけるよう再度囲炉裏として整えました。囲み過ごす時間は心も和みます。
建築文化財
建築文化財

明治30年の建築当時のこだわりが今もなお随所に残されています。空気の循環構造、一枚板でできた天井、高密な技術で創られた棚柱、細かい木とガラスで創られた欄間、彫られた風景が全て違う9枚のガラス窓など、建築文化財としての価値を感じていただけるでしょう。
広大なスケール
広大なスケール
自然に囲まれた高台に佇み、6LDKの広々とした平屋。古民家と言っても通常の民家と違い、延べ床面積264㎡の広さがある時代劇に出てきそうな武家屋敷風古民家です。家屋内には長い時を経てきた風合いある建具や欄間等がそのまま残り、今もなお大切に使われています。総敷地面積は823㎡。建物の外の広いプライベート庭ではバーベキューを、晴天の夜にはきれいな星空を、神社がお好きなら敷地内の裏山(徒歩1分)に神社参りも楽しめます。
リフォームで便利な施設に
リフォームで便利な施設に
2011年に瓦を全て新しくし、2012年には入口土間スペースの拡大・キッチン・風呂・トイレ等水周りを大幅リフォーム。キッチン・ダイニング・廊下の一部を、無垢の杉板に変更。2018年に玄関・建屋の冊子(一部)をリフォーム。古民家の古き良き部分に便利な設備が揃い、集う皆々が心地よく過ごせる空間になっています。
古民家まるせろ
7つのキーワード
-
高台

田んぼの中に裏山を背負った形で周囲から5mほど高い場所に建設された作りはまるで集落を見渡す役割を担った屋敷のよう。駐車場から20mほど坂道を上ったところに“まるせろ”があります。目下には田んぼと集落、裏には神社と竹山、遠くには山々が望め、壮大な自然を存分に満喫できます。
-
自然

目に入るものの殆どが自然。敷地823㎡の広大な庭、建屋から眺める木々・蝶々、そして遠くの山々。自然いっぱいの景色は心を豊かにし、忙しい日常から離れ、何か大切なものを思い出させてくれるよう。
-
植物

入口の門にかぶさる松・裏山の竹・坂道途中にはゆずの木、そこから見える柿の木・庭にところどころ存在する榊、どれも生きていて、まるせろと共存しています。そんな植物の暖かさと力強さに囲まれています。
-
生き物

目の前の田んぼにはカエルやバッタ、6月頃には運がよければ蛍も見る事ができます。季節が来ると、蝶々やトンボが庭を彩ります。ウグイスやヒグラシなど、自然界が季節ごとに異なる音色を奏でてくれます。今では貴重な自然そのままに近い環境がそこにはあります。
-
山

建屋から望む山々は優雅で壮大。車で15分ほど離れた場所にある施設(マウントあかね)からは自然と人間が共存する町並みと、壮大な太平洋を望む事ができます。日の出を眺めるスポットとしても人気です。
-
海

車で20分ほど走ると海に出られます。落ち着いた天気が続くと、濃くて鮮やかな青色を放つ北茨城の海が望めます。夏は磯原海岸で海水浴を楽しんだり、オールシーズンで海産物を食せる大津港は気軽に海を楽しめるスポットです。
-
星空

田園に囲まれた高台にある立地で周辺街灯も少ないので、晴天時には夜の星空も存分に楽しめます。また、6月下旬ごろになると、ホタルが飛び交う姿が見られる日もあります。
アクセス
- 住所:〒319-1532 茨城県北茨城市華川町上小津田361
- お車でお越しの方:高速道路(常磐自動車道)「北茨城IC」を降りて約10分
- 公共交通機関でお越しの方:電車(JR常磐線・磯原駅)よりタクシーで約15分
間取り
-
- 6LDK(使用可能部5LDK) 「部屋」を詳しく
- LDK(20畳)・囲炉裏間(8畳)・畳間(10畳)×2・畳間(6畳)・板の間(8畳)
- 趣のあるリビングダイニングにはモダンな家具や照明を組み合わせ、ノスタルジックで温かみのあるスペースに。静かな落ち着いた空間で、大切な人とゆっくりとした時間をお過ごしいただけます。
オーナーより
ここ、北茨城市は東日本大震災で被害を受けた地域でした。まるせろも被害も予想されましたが、祖父の一言がきっかけで、震災直前に瓦を全て修理していたお陰もあり、奇跡的に無事でした。そんな奇跡の文化財を堪能していただけたら嬉しいです。
元は私たちの祖父母や先祖が住居として使用しており、私の父親も生まれ育った家でしたが、近年はお盆や地域のお祭り時の帰省場所として使うのみでした。しかし2016年の冬、この家を継いだ私の父親から「これからは、この家を好きに使っていいぞ」と言われました。戸惑いと嬉しさを感じながら、はじめは会社の仲間や友人たちを招待して別荘として活用しました。バーベキューをしたり、夜中までお酒を飲みながら語り明かしたり、大切な人とより深く繋がる体験ができて、幸せで豊かな時間を過ごすことができました。
何よりも嬉しかったのは、そこに来てくれた皆が「楽しかった」「また来たい」と言ってくれたことでした。
『もっと多くの人に同じ体験をしてほしい』
そう思ったのが施設貸し出しのきっかけでした。
古民家まるせろは、地域の方々や私たちの先祖を含め、多くの人たちに支えられて今に至ります。地域に愛されて今なおここに在るお屋敷風古民家。「大切な人との絆を深めたい」そんな方に活用してもらえたら嬉しいです。
古民家まるせろ オーナー